■ YUMIYA

ピーナッツな話

ピーナッツな話_d0177272_18262469.jpg
日本ではすこし、馴染みが薄いですが、アメリカのナッツ類市場で幅い広いアイテムラインナップで、最大のシェアをもつ「 PLANTERS社 」

1896年、イタリア移民であるアマデオ・オビッチが19歳の時に露店フルーツ販売で生計を立てていました。

アマデオ青年は、フルーツの売れない時に、当時人気が出始めていた塩ピーナッツをフルーツの片隅でローストしながら販売をはじめます。
その後、評判になり売れ行きが良くなりましたが、手で焼いているのでは、作れる量が限られ売上げも頭打ちになる事から、単純な製造工程でオートメーション化した機械でローストピーナッツを大量生産して薄利多売する事を開始。

これで儲かる事を確信した彼は、フルーツ売りを投げ出しピーナッツ一筋に転身し。
1906年には「 プランターズ・ナッツ&チョコレートカンパニー」を設立。

それに様々なフレーバーを新たに考案してピーナッツの販売で成功の糸口を見出しました。
当時のアメリカでは、現代のスナック菓子のようにピーナッツが人気でした。

フレーバー戦略により会社も軌道に乗り出し、次に企業マスコットを作る事を考え、一般公募によるコンテストを1916年を開きました。
そこで選ばれたのがアントニオ・ジュンティーレという14歳の男子学生がデザインしたピーナッツに手足の生えたシンプルな「 ピーナッツマン 」

だが、あまりにもシンプル過ぎたため、デザイナーを起用しキャラクターの大改造をおこないます。

白い手袋に黒いステッキを持たせ、ハットをかぶり、片眼鏡の元祖「 Mr.ピーナッツ 」がそこに誕生しました。


「 Mr.ピーナッツ 」を率先して広告で売り出す事で、大人から子供までひろく親しまれるキャラクター戦略を開始。

基本的なデザインは当初から変わっていませんが、顔つき、プロポーションは年代とともに少しづつマイナーシェンジをおこなう事で、現代のデザインが完成しました。

「 Mr.ピーナッツ 」を起用したノベルティーグッツも数多く展開、それぞれの年代に合ったデザインやアイテムをリリースし続ける事で、現在ではコレクションするマニアも多数います。

キャラクター戦略を仕掛けたプランターズ社の「 Mr.ピーナッツ 」はそんな先駆けの存在とされています。


- YUMI
by weindex-end | 2014-08-18 18:27 | ■ YUMIYA

RIGHT LANE DRIVE


by weindex-end
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31